結論
毎年数十件の事例あり。
食後数時間程度で一過性の嘔吐や下痢を呈し、軽症で終わる症状。
内容
今が旬のヒラメですが、稀に寄生虫(クアド)により食中毒がおこります。
つい先日も横須賀市で発生したと報道がありました。
(被害にあわれた方の早い回復をお祈りします)
クアドとは?
そんなクアドですが、Kudoa septempunctata(以下、「クドア」という。)は、ヒラメに寄生するクドア属の寄生虫(粘液胞子虫)の一種です。
クドアは、-20℃で4時間以上の冷凍、または、中心温度75℃5分以上の加熱により病原性が失われることが確認されていることから 、一度凍結したのちに喫食したり、加熱調理することにより食中毒は防止できると考えられています。
引用:厚生労働省HP
冷凍や加熱すれば問題なく食べられるそうです。
症状は?
ですが、釣り人の性、”刺身を食べたい”そんな欲求を抑えられない人もいると思います。
同じく厚生労働省のHPに、
同じく厚生労働省のHPに、
生食用生鮮ヒラメ(ヒラメのお刺身等)に関連するものが多く、 食後数時間程度で一過性の嘔吐や下痢を呈し、軽症で終わる症状が特徴です。引用:厚生労働省HP
とも書いてあります。ですので、運悪く食べたとしても数時間の我慢ですみそうです。
(あたらないことが一番ですが…)
(あたらないことが一番ですが…)
ちなみに、生食用生鮮ヒラメは、食品衛生法で寄生虫の数を管理しているそうです。
また、養殖のヒラメは農林水産省や水産庁が適切に管理しているとのことで、食中毒数は低下しているそうです。
また、養殖のヒラメは農林水産省や水産庁が適切に管理しているとのことで、食中毒数は低下しているそうです。
雑学
ヒラメの天然と養殖の見分け方です。
ひっくり返してお腹側(通常白い部分)を見るとわかります。
天然物は白く、養殖は黒くなっています。(左養殖、右天然)
引用:魚食普及推進センター
まとめ
厚生労働省のHPを見る限り、養殖でも(一度も冷凍などしていない)刺身を食べる限り寄生虫に当たる可能性はありそうです。(どんな魚でもありますが)
心配な方は火を通すか、刺身なら一度冷凍→解凍で食べるのがよさそうです。